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機械学習工学への期待
概要
機械学習は工学の新たなパラダイムを提示している.
ソフトウェア工学を含むこれまでの工学は仮説-モデル化-検証試験のパラダイムに基づく.対象システムのモデル化が前提である.
しかし,機械学習では仮説,モデルを前提としない.
一方,機械学習を利用するには,その目標設定や解くべき課題の発見などの新たな課題もある.私たちには新たな工学の確立が求められ,その誕生に直面している.そのため,ソフトウェア工学,機械学習の二つのディシプリンの相互作用が新たな課題,技術,価値を創出することが期待できる.ソフトウェア工学,機械学習の研究者,実務者が共に新たな工学の確立に参画されることを期待する.
青山幹雄
南山大学 理工学部 ソフトウェア工学科 教授
【略歴】
1980年岡山大学大学院修士課程修了.同年富士通(株)入社.大規模分散処理通信システムの開発と管理に従事.
1986-88年イリノイ大学コンピュータ科学科客員研究員.2001年から現職.博士(工学).
情報処理学会理事,ソフトウェア工学研究会主査,IEEE Software, Transactions on Service Computingなどの編集委員を務める.要求工学,ソフトウェアアーキテクチャ技術を核として,現実世界の課題を科学的に解決する技術の研究と教育に取り組んでいる.
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